ヨガハンモックを使う全てのスタイル/ブランドについて詳しい訳ではありません。
ウーナタエアリアルヨガは、伝統的なハタヨガに代わるものではありませんが、ハタヨガのレッスンの質をさらに高めるものです。ウーナタエアリアルヨガの動きや練習の多くは、深い呼吸を強化し続け、ヨガを体得しやすい安定した精神を保ちます。
多くの伝統的なヨガクラスのように、呼吸法やOMチャンティング、もしくは精神統一の練習を通して、生徒さんの意識を集中させることから始めます。そこから、動きと呼吸を繋げていきながらウオームアップをしていきます。
ウオームアップは全て床の上でやる場合もあれば、(例えば太陽礼拝など、、)、腕や脚、上半身などの体の一部をハンモックに預けて行う場合もあります。
ハンモックをロープ状にして正しいポジションで全体重を支えると、刺激と姿勢(アライメント)の調整を強く感じます。それゆえ、全体重を預けるエアリアルアーサナと通常の床でのアーサナ、また、ハンモックに体の一部だけを預けるアーサナを組み合わせてバランスを保ちます。
ウーナタヨガクラスでは、呼吸と動きが何度も連動していきます。また、呼吸をしながらポーズを維持することも同じぐらいあり、その際は深く横隔膜が動くように呼吸をしていきます。しばしば、レッスンの前半では、胸郭や呼吸をするための肺気量を広げることに集中します。その後は、プラーナの流れを最大にするための呼吸をしながら、腹部を解放することにフォーカスしていきます。
通常のヨガで成し遂げようとすることを、より良く理解できます。
床ではできなかった逆転のポーズができるようになったり、後屈がしやすくなったりします。
趣味としてエアリアルアクロバットのトレーニングを始めたときには、既にヨガインストラクターとして何年も働いていました。先生の視点から生徒が更にヨガを理解するための手段として、ハンモックを使うことに可能性を見いだすことができました。アイアンガーのヨガロープウォールのことも知っていましたし、ロープウォールを使うやり方と似たように、ハンモックを使うアイディア自体はそんなに斬新とは思いませんでした。
綿密な勉強と効果的にヨガを教えるための練習と指導経験が、予め必要とされるからです。ウーナタエアリアルヨガティーチャートレーニングコースは、現時点で、基礎は1週間というかなり短い期間です。その代わりに、トレーニングでは自身のヨガのレッスンにエアリアルヨガハンモックをどう組み入れて使っていくかを教えます。私は今までに、沢山の異なったヨガの流儀の先生達を教えてきましたが、全く新しい流儀を学ぶよりも、補助具の使い方を自分たちの技術を使って学んだり、ヨガを体得するための理解を深めていくことができるからです。
ちなみに現在、世界中に100〜150人程のウーナタエアリアルヨガの先生がいます。
呼吸に対する気づきと、精神集中です。
ティーチャートレーニングでは、エアリアルアーサナがエーテル体(プラナヤマコーシャ)にどう影響するかを、広く学びます。パタンジャリのヨガスートラに説明されているように、先生の役割についても話し合います。ウーナタヨガの先生はレッスンの最中にパタンジャリのヨガスートラについて話すことはないかもしれませんが、ヨガスートラを勉強し練習しています。そして、生徒さんは無意識のうちにヨガスートラから恩恵を受けます。
ハンモックを使った後に、くらくらしたり、胸のむかつきを感じる生徒さんがいます。しかし、練習と共に身体は慣れていきます。個人差はありますが、1〜2週間で不快な感じはなくなります。
ウーナタエアリアルヨガはゆっくりと発展してきました。そして、私と他のウーナタの先生によって、ヨガハンモックが実践者に影響を与える使い方を追求し、学ぶことで、進化し発展してきました。私にとってヨガは、痩せるとか、特定の条件の体を手に入れるためのものではなく、大なり小なりのトラウマを癒していく過程だと思っているんです。そのトラウマの全てが、人生観、他人との関わりで互いにどう影響を与えるかに結びついてくるのです。エアリアルヨガハンモックを(私が指導する方法で)使うことが、私自身に大きな違いを生み出しました。ですから、他のヨギー達にこのことをシェアしたいと思ったのです。彼らにとっても役立つのではないかと思ったのです。
テクニックとしては、それほど難しくありません。強い力や柔軟性、勇気は必要ありません。
伝統的なヨガを練習している人と同じ制限で、逆立ちをしないということを勧めます。レッスンの流れの中で、代わりのポーズを提案していきます。