エアリアルヨガの誕生

ニューヨークOMヨガセンターでヨガ講師をしていたミシェル・ドーティナックが考案したエアリアルヨガ。2006年に初めてメディアに紹介されると、そのアイディアはまたたく間に世界中へ広がりました。現在ではエアリアル”ヨガ”といってもフィットネス要素が強いもの、パフォーマンスの要素が強いものまでさまざまなスタイル、名前が存在し、ハンモックを使用するエクササイズ全般が“エアリアルヨガ” と呼ばれています。

ミシェルのエアリアルヨガはウーナタメソッドと名付けられ、ヨガの恩恵を最大限受けられるメソッドです。


日本では、2011年に日本初のエアリアルヨガが受けられるスタジオ

「エアリアルヨガジャパン」が設立されました。

通常のレッスンの他に、安全に効果的に指導できるウーナタ®エアリアルヨガ指導者の育成、普及に努めています。

エアリアルヨガジャパンが選ばれる理由

2人までの少人数制で、初心者から上級者まで、一人一人の身体に合わせ、90分のレッスンを行います。『体が硬いから無理』『以前ヨガをやってみたが挫折した』など、初心者の方でもヨガの恩恵が受けられます。また、上級者の方でもハンモックを使うことで、一人ではなかなか克服できなかったことが実現でき、微細なことにもより意識を向けることができるようになります。重力に体を預けて伸びる気持ち良さ、、、だけではない、ハンモックの様々な使い方で心身を調えます。

ハンモックを使う効果

ハンモックを使う効果は、通常のヨガの効果に加え、ハンモックが当たる部位のマッサージ効果、関節に負担をかけずに逆さになることで得られる効果、ハンモックによって体幹を正しく使う効果など、さまざまなメリットがあります。使い方によってはデメリットになる場合もあります。何故、どこに、どうして、どのように使うのかを、しっかり理解した認定講師の元でレッスンを受けましょう。

ハンモックの役割

  • ハンモックを補助として使用しながらポーズを取るので、体の硬いヨガ初心者の方でも安全に伸ばしたり、関節の可動域を広げることができます。
  • エアリアルヨガはバランスのポーズも多く、無理なく体幹が鍛えられます。
  • ハンモックの様々な使い方により、普通のヨガよりも自身で姿勢改善ができるようになります。
  • 逆転ポーズが楽にできるので、重力で縮こまった脊柱管を広げ、腰痛の改善に効果的です。骨盤調整や猫背改善にも効果的です。
  • リラックスして逆転のポーズができると内臓下垂が改善され、ポッコリお腹の解消にも繋がります。
  • 楽に体が緩み、血流がよくなり肩こり改善、腸活、温活にもなります。
  • 体がハンモックに当たる部分が程よく筋肉マッサージとしての効果もあります。
  • 運動が苦手な方でも“エアリアルヨガなら気持ちよくできる”という方が多いです。

ヨガにはすでにさまざまな研究データがありますが、エアリアルヨガでの効果として、ウーナタ®エアリアルヨガが協力し、ACE/米国運動協議会から研究論文が発表されています。ヨガジャーナルマガジンでもウーナタ®エアリアルヨガが取り上げられています。生徒さんから聞く様々な変化の感想も届いています。

2人までの少人数制

エアリアルヨガジャパンでは初心者から上級者まで、一人一人の身体に合わせたレッスンを行います。

『体が硬いから無理』『以前ヨガをやってみたが挫折した』など、初心者の方でもヨガの恩恵が受けられます。また、上級者の方でもハンモックを使うことで、一人ではなかなか克服できなかったことが実現でき、微細なことにもより意識を向けることができるようになります。重力に体を預けて伸びる気持ち良さ、、、ではない、ハンモックの様々な使い方で心身を調えます。

エアリアルヨガ 生徒 感想

生徒様の感想

20代/声楽家

持病もありスポーツが苦手な私でもできました!体調もよくなり発声にも良い変化があり驚きです。

5年ほどお世話になっている声楽家です。原因不明の体調不良が続き困っていたところ、TVでエアリアルヨガを見たことがきっかけでレッスンに通い始めました。持病もあり、スポーツも苦手な自分にできるか不安もありましたが、少人数のレッスンで一人一人しっかり見ていただけることもあり、安心して通うことができました。
自分の身体の癖や使い方、緩め方を知ることで体調が良くなるだけでなく、発声にも良い変化があり驚いています。ハンモックがなくてもできるトレーニングも教えていただけるので自宅で復習してみたり、楽しく継続することができています。

50代/医師

初めは逆さになるのが怖かったけど、今ではレッスンの度に心身共に癒されています。

美里先生のレッスンを受け始めて早7年目になります。
元々、運動が苦手で、スポーツクラブに入会しては会費だけ払い続けるということが繰り返されていました。跳び箱も跳べず、自転車にも乗れない上に、ヨガの経験もなく、恐がりですが、50歳を迎え、何かに挑戦してみようと、思い切って始めました。初めは逆さになるのが恐くて、そのまま身体を動かすことなく、ぶら下がるだけの状態が2~3年続きました。 そのような状態でしたが、身体がストレッチされた後に、最後の(ハンモックの中で行う)「シャバーサナ」では、緊張から解き放され、心身共に癒され、寛いでいることを感じていました。自らの意志で癒しに辿り着け、満足できる感覚は他では得難いものです。
諦めずにご指導して頂き、今では逆さになるのが大好きで、安心して身体を動かせるようになりました。
ちょうど更年期も重なり、体調も変化する時期で、若い頃と違い、身体の不具合は感じるものの、レッスンの度に心身共に癒され、精神的には深い充足感を感じています。

30代/ヨガ講師

このヨガでは求められている動きを体幹を使わずにはできません。体の可能性を感じます。

ヨガのインストラクターをしています。小さい頃から創作舞踊をやっていたこともあり、ヨガのアサナは形としてはすんなりとることができます。けれども四肢の筋力でバランスをとっていて、大切な体幹を使えていないと感じる事がよくありました。そこでエアリアルヨガを体験してみることにしました。やはりハンモックを使用するこのヨガでは、求められている動きを体幹を使わずにはできません。なので体幹力の無さをまじまじと認識させられます。と同時に体の可能性も感じました。
エアリアルヨガをスムーズに出来るようになったら、きっと生きやすい、居心地の良い体になっているだろうと思います。少人数というところも魅力的です。
細かく体の癖を見ていただけて、充実した時間でした。ご指導ありがとうございました♬

よくあるご質問

体重は何キロまで大丈夫ですか?

何キロでも大丈夫です。耐荷重の面では、ウーナタ@エアリアルヨガの基準であれば、全ての器具ひとつひとつにおいて、安全性を確保しています。

また、インストラクターが生徒の体重を支えることで安全面を成り立たせているわけではありません。必ず逆さにさせる訳でもありません。個人に合わせてレッスンします。体重だけでなく、それぞれ状況が違いますので、体調面など、心配な方はご予約前にご連絡下さい。

服装、アクセサリーについて

肘、膝が隠れる動きやすい服装で、スパンコールやチャックなどの飾りがないものをお持ちください。布は1000キロの耐荷重テストがされているものですが、鋭利なもので傷がつく可能性があります。装飾品は外せるものは、はずしてください。

他のエアリアルヨガとの違いは?

日本では、空中ヨガ、エアヨガ、エアロヨガ、ハンモックヨガ、反重力ヨガ、スリングヨガ、、等、呼び方はいろいろとあるようです。ハンモックがあれば、自動的に同じことができる訳ではないです。他の指導者養成講座受講後に、ウーナタ®エアリアルヨガの講師養成講座を受けて下さる先生方が毎回必ずいらっしゃるのですが、そこで違いを教えてもらうこともあります。ですが、しっかりと違いを語れるほど、他を知りません。

ホームページ上などで一般の人でも知ることができる情報ですが、、多くの指導者養成講座が、ヨガの資格がなくても受講できて、2~4日、15時間~40時間以内で資格をとれるところが多いようです。ウーナタ®エアリアルヨガは、全米ヨガアライアンス認定RYT200 かそれと同等の資格があるヨガ指導者であることが最低条件で、認定講座は8日間60時間、その後のアドバンス講座1,2も、それぞれ4日間あり、コミュニティーの中で質問したり、更新される知識や情報の共有、オンラインレッスンでの継続教育もあります。講師養成指導者の谷口は、講師養成で各地様々な環境で養成講座をしているだけでなく、一般のエアリアルヨガレッスンを12年以上、ヨガ指導歴18年(2022年時)の指導歴があります。トレーニング修了後も、継続教育として、フォローアップにも対応しています。

一点吊りと二点吊り、どちらがよい?

車酔いしやすい人などは、ハンモックの中に入るときと逆さになるときに、大きく揺れないようにすることも大事ですが、数回続けていると、気持ち悪さはなくなります。酔いやすい人は、2点吊りの2軸の揺れ方が気持ち悪いという人もいれば、1点吊りの方が気持ち悪いという人もいます。無理やりやらせることはなく、逆さもハンモックを低くして、頭と背中は仰向けで寝た状態で骨盤と足だけ逆さになるなどの対応をしますし、やらない選択をする場合もあります。この質問は、もしかしたら指導者や指導に興味のある方から頂いているような気がします。単純にハンモックを、1点吊りは〇〇ができない。2点吊りは〇〇ができない。とは言えず、対応方法があります。3m以上の天井や、3メートル以下の日本の住居での天井高などの違いや、安全面で考える幅、どんなことをやりたいかでも、幅は変わります。工夫をすれば、どちらでもできることが沢山あります。好みもあるし、環境でも変わります。

ハンモックの販売、取り付けについて

安全面が一番大切なので、一般の方への販売はしていません。トレーニングを受けて下さった先生に質の良いものを販売しています。販売している理由は、アマゾン・楽天やヨガスタジオなどで売っている、”国際基準ISO認定5m×2,8mのハンモックセット”の使い心地が、布もカラビナもスリングも、自分が扱っているものと比べてしまうと、様々な理由で良いと思えず、アメリカ、ヨーロッパ製などを扱っています。価格が手頃な、5m×2,8mのハンモックセットを購入したい場合は、5年~10年以上前までは全くおすすめできなかった、アリババ(中国のアマゾン)が、日本側のせどりなどの中間業者を挟まず購入できるので一番お勧めです。今はウェブサイトが日本語対応してており、ひどい業者も淘汰されていて、ISOなどにチェックをいれると、国際基準認定されているものだけがでてきます。5年~10年の販売歴があるところを選び、セットの一つ一つの器具の強度確認を怠らずにすると、尚安全でしょう。天井につける金具もセットで売っている場合もあるようですが、天井に直接つける場合は、構造計算できる業者が認めるものを業者に取り付けてもらいましょう。どんな取り付け方でも、完璧に説明しているホームページは一つもありません。必ずプロフェッショナルに見てもらって下さい。

ヨガ&アーユルヴェーダ マガジン in Spain

ウーナタエアリアルヨガ特集記事より

Q. ハンモックを使う他のヨガとウーナタの違いは?

ヨガハンモックを使う全てのスタイル/ブランドについて詳しい訳ではありません。
ウーナタエアリアルヨガは、伝統的なハタヨガに代わるものではありませんが、ハタヨガのレッスンの質をさらに高めるものです。ウーナタエアリアルヨガの動きや練習の多くは、深い呼吸を強化し続け、ヨガを体得しやすい安定した精神を保ちます。

Q. ウーナタは床とハンモック両方でヨガをするそうですが、
  具体的にレッスンの内容を教えて下さい。

多くの伝統的なヨガクラスのように、呼吸法やOMチャンティング、もしくは精神統一の練習を通して、生徒さんの意識を集中させることから始めます。そこから、動きと呼吸を繋げていきながらウオームアップをしていきます。
ウオームアップは全て床の上でやる場合もあれば、(例えば太陽礼拝など、、)、腕や脚、上半身などの体の一部をハンモックに預けて行う場合もあります。
ハンモックをロープ状にして正しいポジションで全体重を支えると、刺激と姿勢(アライメント)の調整を強く感じます。それゆえ、全体重を預けるエアリアルアーサナと通常の床でのアーサナ、また、ハンモックに体の一部だけを預けるアーサナを組み合わせてバランスを保ちます。

Q. 呼吸について教えて下さい。レッスンではどの呼吸法を使いますか?
呼吸は動きと一致していますか?

ウーナタヨガクラスでは、呼吸と動きが何度も連動していきます。また、呼吸をしながらポーズを維持することも同じぐらいあり、その際は深く横隔膜が動くように呼吸をしていきます。しばしば、レッスンの前半では、胸郭や呼吸をするための肺気量を広げることに集中します。その後は、プラーナの流れを最大にするための呼吸をしながら、腹部を解放することにフォーカスしていきます。

Q. どんな恩恵がありますか?

通常のヨガで成し遂げようとすることを、より良く理解できます。
床ではできなかった逆転のポーズができるようになったり、後屈がしやすくなったりします。

Q. ウーナタエアリアルヨガを創ったきっかけはなんだったのでしょうか?

趣味としてエアリアルアクロバットのトレーニングを始めたときには、既にヨガインストラクターとして何年も働いていました。先生の視点から生徒が更にヨガを理解するための手段として、ハンモックを使うことに可能性を見いだすことができました。アイアンガーのヨガロープウォールのことも知っていましたし、ロープウォールを使うやり方と似たように、ハンモックを使うアイディア自体はそんなに斬新とは思いませんでした。

Q. ティーチャートレーニングを受けるには、
認定されたヨガインストラクターである必要があるのは何故ですか?

綿密な勉強と効果的にヨガを教えるための練習と指導経験が、予め必要とされるからです。ウーナタエアリアルヨガティーチャートレーニングコースは、現時点で、レベル1は8日間というかなり短い期間です。その代わりに、トレーニングでは自身のヨガのレッスンにエアリアルヨガハンモックをどう組み入れて使っていくかを教えます。私は今までに、沢山の異なったヨガの流派の先生達を教えてきましたが、全く新しい流派を学ぶよりも、補助具の使い方を自分たちの技術を使って学んだり、ヨガを体得するための理解を深めていくことができるからです。

Q. 肉体的な影響以外に、ウーナタがヨガの側面において、
   他に共通しているものはありますか?

呼吸に対する気づきと、精神集中です。
ティーチャートレーニングでは、エアリアルアーサナがエーテル体(プラナヤマコーシャ)にどう影響するかを、広く学びます。パタンジャリのヨガスートラに説明されているように、先生の役割についても話し合います。ウーナタヨガの先生はレッスンの最中にパタンジャリのヨガスートラについて話すことはないかもしれませんが、ヨガスートラを勉強し練習しています。そして、生徒さんは無意識のうちにヨガスートラから恩恵を受けます。

Q. ハンモックで練習する難しさはありますか?

ハンモックを使った後に、くらくらしたり、胸のむかつきを感じる生徒さんがいます。しかし、練習と共に身体は慣れていきます。個人差はありますが、1〜2週間で不快な感じはなくなります。

Q. ウーナタエアリアルヨガを創設していった過程を覚えていますか?
あなたにとってウーナタとはなんですか?

ウーナタエアリアルヨガはゆっくりと発展してきました。そして、私と他のウーナタの先生によって、ヨガハンモックが実践者に影響を与える使い方を追求し、学ぶことで、進化し発展してきました。私にとってヨガは、痩せるとか、特定の条件の体を手に入れるためのものではなく、大なり小なりのトラウマを癒していく過程だと思っているんです。そのトラウマの全てが、人生観、他人との関わりで互いにどう影響を与えるかに結びついてくるのです。エアリアルヨガハンモックを(私が指導する方法で)使うことが、私自身に大きな違いを生み出しました。ですから、他のヨギー達にこのことをシェアしたいと思ったのです。彼らにとっても役立つのではないかと思ったのです。

Q. このヨガのスタイルを初めてする人に、アドバイスはありますか?

テクニックとしては、それほど難しくありません。強い力や柔軟性、勇気は必要ありません。

Q. 心臓に問題がある人、高血圧の人が、
ウーナタエアリアルヨガをすることは可能ですか?

伝統的なヨガを練習している人と同じ制限で、逆立ちをしないということを勧めます。レッスンの流れの中で、代わりのポーズを提案していきます。